告白

今日は妹と一緒に映画『告白』を観て来ました。

原作を読んだときから凄く楽しみにしていたからね。

松たか子さんの演技はやっぱり上手かった。

森口先生を上手く演じていたと思う。

途中、松嶋菜々子さんがやってもいいかなぁなんて思ったりもしたけど

松嶋菜々子さんより松さんの方が冷淡な感じを上手く演じられそうな気もするから

やっぱりキャストは松さんで正解だったのかもね。

ウェルテル役の岡田将生くんも、直くんのお母さん役の木村佳乃さんも上手かった。

原作の世界観を上手く演じていたと思う。

脚本は私は原作の方が好きかな。

でも、なかなか面白かったです。

映画を観る前に私が原作の話を妹にしていたから

妹は観終わった後

「姉ちゃんから大抵の話を聞いていたからあんまり驚きが無かった」

と残念そうに言っていました。

でも原作を読んでいたときは映画を妹と観るつもりはなかったからね。

私大抵映画やライブは一人で行くからさ。

まぁたまには妹と映画に行くのも良いなと思いました。

『告白』は海外からリメイクオファーが殺到しているらしいですね。

『告白』はびっくりな復讐だもんね。

キャストは良かったし、映画館で観れて良かったです。

以下、ネタバレありです。





















修哉くんが大切な人が居なくなる音を「パチン」と表現していたのね。

でも、森口先生が修哉くんの仕掛けた爆弾を解除してお母さんのいる研究室に置いて

爆発した後に修哉くんに電話をして

「私にも大切な人が居なくなる音が聞こえましたよ。

 でも「パチン」ではなく「ドッカーン」って」

と言ったのが良かったです。

森口先生こわっ!って思ったからね。

あと修哉くんがステージ上で作文を読んだ後に「なんてね」って言ったのを真似して

森口先生が修哉くんに最後に「なんてね」って言ったのも良かった。

松さん良いわ。

ウェルテルは切ないね。

森口先生の生徒に対する接し方は良いなぁと思った。

「生徒を呼び捨てで呼ばない」「生徒には丁寧な言葉で話す」

森口先生も言っていたけど、

こういうことって冷たいように思われるかもしれないけれど大切なことだと思う。

先生はお友達じゃないからタメ語だったり、

呼び捨てやあだ名で呼んだりするのは違うと思うから。

美月ちゃんが昔「ミズホ」って呼ばれていて、

それは「みづきのアホ」の略で

またしてもそう呼ばれるようになってしまったのは可哀想だったなぁ。

原作では修哉くんが大きくなって家から離れた倉庫に住むようになったのは

修哉くんが邪魔になったからということを書いてあったんだけど

映画では言わなかったから、あれっ?!って思った。

言わなくても察してください!ってことなのかもしれないけれど

私は読解力ないからそういうのはちゃんと言ってくれないとわからないため

原作を読んでいて良かったと思ったわ。

あと修哉くんが美月ちゃんを殺したのは

美月ちゃんが「マザコン」って言ったことの他に

原作では、美月ちゃんが「昔は直くんが好きだったけど、今は修哉が好き」

って言ったことに対して、直くんと同類に思われたことに対する怒りもあったのに

そのことが映画ではカットされていたのが残念。

美月ちゃんが直くんのことを好きだったこと自体がカットされていたからね。

森口先生が牛乳の中にやんちゃ先生の血液を入れた後にやんちゃ先生が摩り替えたのも

映画では変わっていたし。

美月ちゃんが薬品を使って血液が入っていなかったのを調べたことも

映画では美月ちゃんの考えだけで血液が入っていなかっただろうということになったし。

まぁ、原作と映画では少し違うのは仕方ないけどね。

最後の最後も森口先生の電話で終わった原作とは違って

映画では森口先生が学校に来て軽く説教っぽいことを言った後に

「なんてね」って言って終わった。

この「なんてね」は結構好きです。

だから映画と原作は違うけれど、両方ともそれぞれに良かったと思う。