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瀬尾まいこ『僕の明日を照らして』

瀬尾まいこ『僕の明日を照らして』読みました。

切ないけど、この切なさがこれまた良いです。

瀬尾まいこさんの作品やっぱり好きだなって思いました。

隼太と優ちゃんの関係。

なぎさの店で働いている靖子姉ちゃんと隼太のシーンが何だか好きでした。

癒されるっていうか、お互いにちゃんと距離を考えている感じがこれまた良かった。

こういう関係好き。

この話は主人公の隼太視点で描かれていて

隼太の気持ちで読んでいたけど

もし主人公が隼太じゃなくて優ちゃんだったらどうだったんだろうなぁとも思いました。

結婚した女性の連れ子を虐待する自分。

虐待を止められないから別れようとするけど、

虐待した子供に引き止められて虐待しないように頑張る。

本の帯にも書かれているけど

「やさしいことと、やさしくすることは、違う」っていう優ちゃんのセリフ。

なんとなくだけど分かる気がした。

この話は本当虐待とかで切ないけれど、

隼太の学校のシーンとかは中学校って感じで懐かしかったりもしました。

読んで良かったです。

瀬尾さんの作品やっぱり好きだなぁ。

読み終わった後にくる感じが良い。

吉田修一さんと瀬尾まいこさんの作品は読み終わった感じが好きなんだよね。

吉田さんはズシンとくる感じ。

瀬尾さんはグアーっとあったかくなる感じ。

ほかの作品のまた読みたいと思います。

以下、ネタバレありです。





















優ちゃんの虐待も治ったのでは?という頃になって

母親にバレちゃって優ちゃんは家を出ていくんだけど

本当あとちょっとだったのになぁって感じだよね。

もう少しで母親にバレないで優ちゃんの虐待を二人で治せたのに。

もちろんお母さんが怒るのもわかるし、最もだけど。

優ちゃんまたなぎさと元に戻ることは出来るのかな。

もし、私が母親で自分の子が虐待されていたら絶対に無理だけど。

なぎさと優ちゃんはダメでも、中2の隼太が大人になったら

優ちゃんと友達になれるのかななんて思ったりもした。

本当隼太と優ちゃんの関係も難しい関係だよね。

隼太は夜一人になるのは寂しかったわけで、それなら優ちゃんの虐待がたまにあっても

一人になるよりはマシってことだし。

もちろん虐待がなくなってほしいから二人で頑張って治すように努力していたわけだけど。

あー、でも正解はわからないや。

どうするのが一番だったんだろう。

でも、この作品、家でのシーンは虐待と対策が多くて

学校ではipodが無くなったとかそういう軽い感じなのがこれまた良かったな。

グループごとに勉強とか中学生あるあるって感じでした(笑)

タナケンみたいな人がクラスに一人いると助かるよね。