桐野夏生『優しいおとな』

桐野夏生『優しいおとな』読みました。
おとなには三種類。
優しいおとなと優しくないおとなとどっちつかずのおとな。
帯に書いてあったこのフレーズに惹かれて読みました。

物語はイオンという男の子が主人公で
イオンが周りの人達と関わっていく中で
最終的に成長するという感じかなぁ。
最後のイオンはしっかりして優しく周りの人のことを考えられる子になっていたし。

イオンを気にかけているおとなでモガミがいるんだけど、
勝手にモガミを細身の体系で30代いくかいかないかくらいで
結構イケメンを想像しながら読んでいました。

でも本を読み終わった後に思ったのが
私の想像は全く本には書いていなくて勝手な想像だなぁと(笑)
もしかしたら中年の太ったオヤジがモガミでもオカシくはないと。
まぁモガミの要旨がどうであれ、
私はこの本のモガミが結構好きです。
モガミを主人公にしても読んでみたいと思いました。