吉田修一『犯罪小説集』

吉田修一『犯罪小説集』読みました。

面白かったです。

吉田修一作品を読んだとのモヤモヤ感というか

ずっしり感というかが好きです。

スッキリしなくて、何かが残る感じが好き。

 

5つの短編集だったのですが、『百家楽餓鬼』と『白玉白蛇伝』が好きかな。

 

『百家楽餓鬼』はギャンブルにハマった社長と昔の友達の関係が何だか切なかった。

結局お金なのかというか、主人公も悪いんだけど友達とはそういう関係じゃない

ところが良かったのに。

お金は難しいわ。

 

『白玉白蛇伝は元プロ野球選手の話。

物語の終わり方が何だか良かった。

 

久しぶりの本を読んだんだけど、本面白いわ。

私本読むのが遅いから一冊読むのに時間がかかるけれど

面白い本を読んだ後はその読んだ時間を無駄と感じないから良いね。

達成感がある。