森絵都『カラフル』

森絵都『カラフル』読みました。

映画の宣伝だけ見たことがあったから話の感じは何となく分かっていたんだけど

読み終わって思ったのが、「予想通りだった」ってことかな。

なかなか単純な感じの話だったかな。

まぁアニメになるくらいだからね。

でもプラプラのキャラは好きかも。

アニメってプラプラみたいな口は悪いが良いヤツってキャラがよくいるよね(笑)

これだけ予想通りってのもあれれだけど読み易かったしいいかな。

真は家族から愛されて育ったんだって伝わる本でした。

以下、ネタバレありです。





















もうね、最初読んだ段階で多くの人が主人公の魂は忘れていただけで真なんじゃないか?

って思う気がするのよね。

私が分かったくらいだし・・・。

家族の問題は色々あったけれど、結局は真が愛されていたことが伝わるものでした。

真が生き返ったときに満が医者を目指すようになったんだけど

そのことを真が聞くと「主治医に感動しただけで相手はサルでも良かった」って感じのことを言うのね。

だから「本当にサルでも良かった?」って真が聞いたら

「そんなもんてめぇで考えろ」って満が言うの。

その言葉の愛にやられちゃうねぇ!

満は嫌味を言うけれど真が嫌いなわけじゃないんだよ。

優しいお兄ちゃんなんだって思った。

兄弟ってそういうものだよね。

私も妹が居るけれどそんなに仲良しってわけじゃないし。

なんか本当ほのぼの物語でしたわ。

そっかそっかぁって感じ。

たまにはこういうのも良いね。